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2011年12月1日〜
総計 : 228606228606228606228606228606228606

極域環境データサイエンスセンター

国立極地研究所

データサイエンス共同利用基盤施設

Research Organization of Information and Systems

「地球科学分野データベースと情報科学の融合」が開催されました
投稿者 : admin 投稿日時: 2011-11-07 17:21:01 (2638 ヒット)

研究課題名: 地球科学分野データベースと情報科学の融合
研究代表者:能勢正仁(京都大学理学研究科)(極地研対応教員:門倉昭)
開 催 日: 平成23年9月3日〜9月6日
開催場所: 京都大学百周年時計台記念館
出 席 者: 22ヶ国以上の国から155名(うち国内参加者は86名)

経 過:
当該研究集会は、京都大学で開催された『第1回 ICSU 世界データシステム会議−世界のデータが切り開くグローバルな科学』国際研究集会との共催で行われた。参加者は、幅広い分野のデータセンター代表者、自然科学から社会科学および情報技術分野のデータに関わる研究者や技術者、およびデータ出版関係者などから構成され、その数は22ヶ国以上の国から155名(うち国内参加者は86名)であった。23件の招待講演、36件の一般講演、70件以上のポスター発表と5件のブース展示により、誕生しつつある世界データシステム(WDS)のコミュニティが学術的に協力し、その場で建設的な意見とアイデアを交換する場を提供することができた。

成 果:
会議で得られた共通認識として、以下の文章がまとめられた。(元の文章の和訳)
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国際科学会議(ICSU)世界データシステム(WDS)は、学術の普遍性の原理を高く掲げ、ICSU の目的と任務を支える。WDSは長期に亘り品質の保証されたデータとそのサービスを国際的学術社会および関係者に提供することに努める。WDS はまた、分野をまたがる広範な学術データと情報を統合し、地球システムの永続性の研究計画(ESSI)を含むICSU の諸事業に寄与すべきである。
科学者は、データの利用者であるだけではなく、データの提供者でもある。データの公開と自由な利用を掲げるWDSの方針は、国際的学術社会、ひいては、全世界に恩恵をもたらす。データの出版と引用という概念は、データの提供者が適切に認知されると共に、データの提供を促進するために、WDS が受入れかつ広める必要がある。
2011年3月に日本で発生した一連の災害や、最近のニュージーランドやその他の災害は、迅速かつ正確なデータの収集と処理、品質のチェックと提供の重要性を明らかにした。現在、ICSUの諸事業、すなわち、WDS, CODATA およびIRDR の間で進みつつある協力は、災害の予測、解明および軽減に役立つデータの自由な利用を保証する、相互に乗り入れ可能なデータシステムを構築する上で、必要不可欠なことである。


Copyright @ National Institute of Polar Research