極域情報コモン (Polar Information Commons; PIC) |
極域情報コモン(PIC)とは?
- 極域情報コモン(PIC)とは、ポスト国際極年(IPY2007-2008)において、南北両極で取得されたデータの管理公開を運営するための新たな組織である。
- ただし、ユーザやデータ管理者等の人的資源のみならず、サーバ設備やネットワーク等のハードウェア、並びにソフトウェアを含めたデータ管理体制を包括した形態である。
- 南極域のデータは、南極科学委員会(SCAR)下のデータマネージメント委員会(SCADM)の指導により、組織的に進められた。メタデータ管理については、アメリカ航空宇宙局(NASA)の汎地球変動データベース(GCMD)の一つして、南極マスターディレクトリー(AMD)等で行われてきた。
- しかし、これまで以上にデータ収集と公開を強化し、かつ北極科学委員会(IASC)や国際極年(IPY)のデータも集積管理することで、両極のデータ管理を総合的に行うことを主な設立目的としている。
- 国際科学会議(ISCU)下の学際団体の一つである科学技術データ委員会(Committee on Data for Science and Technology; CODATA)が、PICのサーバ管理運営を主導的に行っているが、SCAR、IASC、WMO、IUGG等も協力して運営している。
- なお、これまで実質的に極域データ管理に携わってきたSCADMやIPYデータの委員会関係者も、PICに積極的に関与しデータ収集と公開に努めている。
- PICの概要、設立までの経過、SCARの取り組み、学術会議の取り組み、等のさらに詳しい内容につきましては、それぞれ以下のリンクをご参照ください。
- 両極に関連する各種データ、データベース、メタデータの管理者の方におかれまして、PIC対応として下記2項目について、可能な範囲でご協力をお願い申し上げます。
- 関連サーバ、webサイト、HPにつきまして、PICポータルでの検索の簡便さとデータライセンス付与のため、PICデジタルバッチ(digital badge)の取り付けをお願いいたします。
- PICバッチ取り付け作業の詳細は、(手順様式1:PICバッチ取得と作成方法)をご参照ください。
- なお、NASA/GCMD/AMD内の既登録メタデータ、また極地研のメタデータポータル(本サーバ)の既登録データについては、極地研データセンターの管理者が行いますので、バッチ取り付け作業は不要です。
- 新規データにつきまして、PIC cloud(=PICリポジトリー・ポータルサーバ)へのメタデータ登録をお願いします。
- 登録方法の詳細は、(手順様式2:PIC Cloud へのデータ入力方法)をご参照ください。
- なお、NASA/GCMD/AMDへ既登録のメタデータ、また極地研のメタデータポータルの既登録データについては、今回依頼のPIC cloud への登録作業は不要です。
PICへの協力依頼事項:PICデジタルバッチ(digital badge)の取り付け作業量軽減のためには、サーバやHPの表紙ページに挿入して頂ければ幸いです。PIC cloud(=PICポータルサーバ)へのメタデータ登録ご不明な点は、dbase@nipr.ac.jpまでお願いいたします。