研究分野
宙空圏 => 日本南極地域観測隊(JARE)による観測
モニタリング => 宙空圏
IPY => 宙空圏
概要についての項目 | |
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タイトル | 昭和基地イメージングリオメータ観測 |
サブタイトル | |
データ概要 | 8行x8列のダイポールアンテナアレイ(64本のペンシルビーム)を使って、CNA(銀河雑音電波吸収、Cosmic Noise Absorption)の2次元分布を観測し、電離層電子密度の2次元空間分布、その時間変化をモニターすることを目的とする。電離層D層の電子密度変動がCNAの変動に最も効果的であるため、D層の電離を引き起こすような、比較的エネルギーの高い(数10keV以上)オーロラ粒子の降込み現象をモニターすることが出来る。オーロラの光学的な観測に比べて、天候の影響を受けない、1年を通じて観測出来る、という利点があり、オーロラ現象の長期間に渡るモニタリングに最適な観測装置と言える。アンテナ系の全視野角は天頂から±45°で、D層高度に投影すると180km x 180kmの矩形領域をカバーすることになる。33次により1992年に導入された受信周波数30MHzの旧リオメータと、45次により2004年に導入された38.2MHzの新リオメータからなる。どちらのシステムも制御部、記録部は情報処理棟内に設置されている。旧リオメータの記録部はマスター系、スレーブ系の2台のPC(MS-DOS)からなり、CNAの2次元データが時間分解能1秒でMOディスク(3.5インチ、640MB)に記録される。新リオメータの記録部はLinux-PCとMOディスク(3.5インチ、640MB)からなっている。 |
観測についての項目 | |
観測領域 | |
観測点名 | 昭和基地 |
観測期間/運用期間 | 1992 - 継続中 |
データ取得期間 | 1992 - 継続中 |
観測風景 |
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データについての項目 | |
データ名 | イメージングリオメータデータ |
データ形式 | デジタルデータ |
データ取得サンプリング | 通年連続観測 |
観測機器 | イメージングリオメータ(30MHz、 38.2MHz) |
サンプルデータ |
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公開についての項目 | |
データ公開方法 | 共同研究をデータ管理者に問い合わせること Metadata/AMD : Imaging Riometer Observation at Syowa Station データ アーカイブス : 昭和基地イメージングリオメータ観測 |
データポリシー | |
データセンター(問合せ先) | 国立極地研究所 (山岸 久雄) |
yamagisi (at) nipr.ac.jp | |
関連機関 | 名大STE研 |
主な研究成果 | Yamagishi, H., Y. Fujita, N. Sato, P. Stauning, M. Nishino, and K. Makita, Conjugate features of aurorals observed by TV cameras and imaging riometers at auroral zone and polar cap conjugate-pair stations, ed. by J. Moen et al. Netherlands. Kluwer A. P., 289-300, 1998. Yamagishi, H., Y. Fujita, N. Sato, M. Nishino, P. Stauning, R. Liu, and Th. Saemundsson, Interhemispheric conjugacy of auroral poleward expansion observed by conjugate imaging riometers at ~67°and 75°-77°invariant latitude, Adv. Polar Upper Atmos. Res., 14, 12-33, 2000. |
Digital Object Identifier(DOI) | |
Creator | Hisao Yamagishi |
Publisher | National Institute of Polar Research |